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フランスでは産後ケアが当たり前!!

フランス・ストラスブールのCMCO病院(産婦人科・産科)へ行ってきました。

CMCOはストラスブールとその近郊に住む日本人の出産率が高く、専門的で、設備も整い、緊急事態にも対応できる安心度の高い病院です。

ストラスブールの中心部からは離れていますが、トラムが通っているため通いやすいです。5年ほど前に改築された為とても綺麗で、ほぼ全室個室、助産師による妊婦とその配偶者向けの両親学級が開催されています。

助産師さんに伺いました!

助産師 BeauEmilleさん

はじめにお話を伺ったのは助産師のBeau Emille(ボー エミーユ)さん

お名前のBeau(ボー)とはフランス語で「美しい」と言いますが、その名の通り、美しく優しい印象の方でした。

分娩室の中の様子を見せていただきました。

分娩台、バランスボールや足で挟むクッションが置いてあり、天井からぶら下がっている布(しがみつくためのもの)、壁には出産時に行う写真付きのポスターが貼ってありました。

この産科では第一子出産の9割が無痛分娩、費用は100%保険適応ですべて無料です。ほとんどの方は、妊娠中の8回の講座(パパママ学級)でペリネを知ります。

ペリネケアは、産後2ヶ月頃から10回を無料で受ける事が出来ます。

ペリネケアを行う事はフランスの習慣であり、機能回復はもちろんの事、『女性自身がちゃんと意識を持って自分の身体と向き合う時間』を持つ事こそが大事だと言われていました。

 

理学療法士のキネさんに伺いました!

理学療法士 Mathilde Ragueneauさん

次にお話を伺ったのはペリネのリハビリを専門に行うキネのMathilde Ragueneau(マティルド・ラグノー)さん

ペリネケアは助産師とキネが分担します。

基本的に10回の治療が100%保険対応で無料で行われます。痛みが強い場合や骨盤臓器脱など10回終わった後もケアが必要だと判断され、処方箋が出れば保険でカバーされます。

こういう手厚い制度はヨーロッパでもフランスが特別みたいです。

実際にどういう流れで何をするのかを伺いました。

まず最初に、カウンセリングと検査「痛みがあるか?」「膣の力はどれくらいか?」「内臓の位置はどうなっているか?」等々からその人に合ったプログラム(ペリネケア10回)を組みます。

ママの症状に合せて、機械による電気刺激療法・助産師もしくはキネによる手技療法・呼吸や姿勢を意識しながらペリネ動かすエクササイズの3ステップがあります。

フランスではたくさんの事を学び感じてきました。
  • 産後10回のペリネケアが100%保険適応なので、無料で受ける事ができる。つまり産後女性がペリネケアを受けるのは当たり前!!
  • 産後ケアは自分の身体と心と向き合う大切な時間!!
  • 妊娠から出産によって、内臓の位置が変化してペリネにかかる圧や負担も変わるので、産後のケア(リハビリ)は必ずやる必要がある!

出産は身体も心も大きく変化する時、だからこそ自分の身体と向き合う必要があると思います。

『産後ケアが当たり前に受けられるように』産後ケアの大切さ重要性をたくさんのママ達に伝え、サポートしていきたいと思います。

パパ育児も当たり前だった!

ストラスブールの街で赤ちゃん連れのファミリーやベビーカーを押すパパに『パパ育児について』お聞きしました。

やはり育児参加は当たり前!!

なので、イクメンという言葉はありません。

そうなったのもここ20年位で、自分たちの親世代はそうでもなかったとの事でした。日本もパパの育児参加が増えてきていますが、文化の違いもあってか中々難しいのが現状ですね。フランスでのお仕事は、基本的に9時~17時の勤務で土日休み、残業はほとんどせずに家族との時間を大切にするそうです。日本に比べればパパが子供と接する時間や頻度が多くて育児参加しやすい環境なのかもしれません。

ストラスブール・コルマールの街

フランスとドイツの文化が溶け合った独特な街並みで、プティット・フランスという木組み建築が有名でとても可愛らしくて魅惑的な風景でした。

フランス日記を読んで頂きありがとうございました。大切な事をたくさん学び感じた貴重な4日間でした。(2018年10月27日~31日)